リンパマッサージにはどんな足やせ効果がある?国家資格者が徹底解説!
リンパマッサージにはどんな足やせ効果がある?国家資格者が徹底解説!
足やせを成功させる為に、まず足の構造を理解しよう!
「リンパマッサージで足やせしたい!」
「リンパマッサージで足は細くなりますか?」
当院にも、リンパマッサージに足やせ効果を期待し、数多くの女性の方が来院されます。
今回はふくらはぎだけではなく、足首から太ももまでの足やせ効果について、足の構造からリンパマッサージのやり方まで、徹底解説していきます!
まずは足がどんな構造をしているのか見ていきましょう。
足やせ効果にとって大切なのは、筋肉とリンパの2点です。
足の筋肉について
太ももの筋肉は、主に前側・後側・内側の3つに分けられます。
足やせにとって特に大切なのは、前側と内側です。
太ももの筋肉−大腿四頭筋
太ももの前側にある大腿四頭筋は、「ブレーキ筋」とも呼ばれています。立ち止まったり、転倒しそうな時に踏ん張ったりする際に働く筋肉で、その性質上、硬く緊張しやすい傾向にあります。
膝上が盛り上がってしまうのは、この筋肉が硬くなっている証拠。
大腿四頭筋には、足の太い動脈が貫通しているので、この筋肉が硬くなると下半身全体の血流が悪化してしまいます。
太ももの筋肉−内転筋群
太ももの内側にある筋肉群で、足を閉じる働きがあります。
「太ももの内側が太くなってしまう。」こんなお悩みをお持ちの方は多いでしょう。
内側部分が硬くなると、後述の鼠径リンパが詰まりやすくなります。また、女性の生理とも深い関係があり、生理痛やPMSにお悩みの方は、この筋肉をほぐすと改善する場合が多いです。
ふくらはぎの筋肉−腓腹筋・ヒラメ筋
ふくらはぎは「 第二の心臓」と呼ばれています。
その理由は、ふくらはぎの筋肉が、心臓のようなポンプの役割を果たしているからです。足の静脈血を心臓へと押し戻すことで、下半身だけでなく全身の血流を良くしています。
そのため、ふくらはぎの筋肉が硬くなると、冷えやむくみが強くなってしまいます。
これらの筋肉は、足首で合流して「アキレス腱」を構成します。腱の部分は、筋肉よりもむくみやすいため、足のむくみが強くなると足首が太くなってしまいます。
「最近、自分のアキレス腱が見えない」とお悩みの方は、まさに足首がむくんでいる状態です。
足のリンパについて
リンパとは、全身から不要な水分や老廃物を回収して巡っている、いわば「体の下水道」です。
全身に張り巡らされた「リンパ管」は、体の重要なポイントに「リンパ節」というフィルター場を作っています。
リンパ節が詰まると、キッチンなどの排水溝が詰まった際と同じで、水の流れが悪くなってしまいます。足には、鼠径部と膝裏に、二つの主要なリンパ節があります。
- 鼠径(そけい)リンパ節
体の前面側、脚の付け根にあるリンパ節です。周辺にはリンパ節以外にも、重要な血管・神経などが存在しているので、強すぎる刺激はNG 長時間のデスクワークなど座る姿勢が長く続くと、鼠径リンパ節は詰まり、太もものむくみの原因になります。 - 膝窩(しつか)リンパ節
膝裏にあるリンパ節です。全身の主要なリンパ節の中で、最も下方に位置しているため、重力の影響を受けやすく詰まりやすいです。 膝窩リンパ節が詰まると、むくみや冷えのほか、アキレス腱が硬くなり怪我のリスクが上がってしまいます。
全てのリンパ管・リンパ節には、水分を押し出して運ぶための筋肉がありません。心臓のような強いポンプもありません。 リンパの流れは、周りの骨格筋に依存しています。
そのため、むくみやコリのないスッキリとした理想の足に近づくには、筋肉とリンパを共に流すことがとても大切です。
リンパマッサージで得られる効果について
リンパマッサージを行うことで、得られる足やせ効果には、以下のようなものがあります。
- 足首がキュッと引き締まる、アキレス腱が出る
- 膝裏が綺麗にくぼむ、膝上がスッキリする
- 鼠径部がへこみ、Vラインが綺麗になる
- 血行が良くなり、肌のくすみ・足の冷えが改善する
- 腰痛が改善する→姿勢が良くなる
リンパマッサージしても足痩せが成功しない人は、半健康症候群かも
「リンパマッサージを毎日やってみているのだけれど、思うように足痩せにつながらない。」と言われる方は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
実践!1分で足やせリンパマッサージ!
それでは、ふくらはぎから太ももまでを流すリンパマッサージをご紹介していきます。
二つのリンパ節を意識しながら行うと、よりGOODです。ただし、リンパ節部分を刺激する際、強すぎる刺激は禁物です。「痛気持ちいい」感覚があるまでの力に留めましょう。
オススメはボディクリームを塗りながら、摩擦を減らして行うとよいでしょう。服の上からマッサージをしてもOKです。
1、膝裏のくぼみ(膝窩リンパ節)を押す
膝を立てて床に座り、片足ずつ行っていきます。
両手の親指以外の四本指を、膝裏のくぼみに当てます。
ゆっくりと3秒間かけて押し、3秒間手を止めて、3秒間かけて離していきます。
左右反対の足も同様に行います。
2、足の後面をさすり上げる
左右の手のひらを、足首の外側と内側に当てます。
左右の手で交互に、ふくらはぎを足首から膝裏に向かってさすります。
その後、膝裏から太もも-お尻の付け根に向かって、太ももの裏側もさすり上げます。
左右反対の足も同様に行います。
3、足の付け根(鼠径リンパ節)をさする
仰向けに寝て、両足同時に行います。
両手の親指以外の四本の指で、足の付け根を外側から内側に向けてさすります。
この部分は硬く、敏感な方も多いので注意してください。
4、足全体をさする
もう一度、片膝を立てて座ります。
足の側面、前面、後面をまんべんなく、両手のひらでさすり上げましょう。
太もものむくみが特に気になる方は、片足であぐらをかき、太ももの内側を念入りにさするとGOOD!
左右反対の足も同様に行います。
ここで紹介した方法は、渡辺佳子の著書「体の内からキレイになる 経絡リンパマッサージ」から一部抜粋して紹介しております。より詳しい内容は書籍をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回のコラムで紹介させていただいた通り、足のリンパマッサージは血流改善にも繋がります。
本格的な冬になり、足の冷えが気になる昨今、生活にリンパマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか?
もしご不明な点やお悩み等ありましたら、お気軽に当院カウンセラーまでご相談ください。
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この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、
オーダーメイドの施術で、お悩みの解決まで導きます。首こり、腰の痛み、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、筋トレのやり方や、日々のメンテナンスをどのようにやるのがよいのかなど、専門家集団ならではの知識でサポートするなど、 様々なニーズにお応えします。
総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。
美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。身体が変わることで人生が変わったとおっしゃる、患者様を私たちはたくさん見てきました。
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(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。