
経絡リンパマッサージと健康寿命の関係
自律神経とは、自分の意思とは無関係に24時間働き続け、生命活動を維持してくれる役割をもつ神経のことを指します。
自律神経は、血液循環や呼吸、消化、免疫、排泄、体温調節、生殖など、様々な生命維持活動の調整を行ってくれる大切な神経です。
このコラムでは、自律神経ついて、詳しく解説し、自律神経の整え方や、自分でできるマッサージのやり方などをお伝えします。
最初に自律神経を整えるマッサージのやり方をお伝えします。詳しい説明は後述してありますので、気になる人はそちらも読んでみてくださいね。サロンに行けない時や、忙しい日々のケアにもぜひ取り入れてみてください。
マッサージの手技については、リンパマッサージの基本手技をプロが徹底解説で詳しく説明してありますので、ご参考になさってください。
これらのセルフケアは渡辺佳子総院長の著書経絡リンパマッサージセルフケアBOOKから一部抜粋いたしました。より詳しいセルフケアの方法は、著書をご参考になさってください。
自律神経は全身に分布していて、血管、胃、腸管、心臓、腎臓、肝臓、肺、膀胱、性器、瞳孔、汗腺、唾液腺、消化腺などを支配しています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つの種類があります。
活動時や昼間に活発になります。
交感神経が優位に働くと、心拍数の増加、血圧の上昇、瞳孔の拡大、手のひらの発汗、体毛の逆立ち(鳥肌が立つ)など、ストレスの多い状況や緊急事態に際して体の状態を整えます。
緊急時には、消化や排尿などの機能は鈍らせます。
夜間やリラックスしている時に活発になります。
副交感神経が優位に働くと、血圧は下がって心拍数も減少します。瞳孔も収縮して、心身が休んでいる状態になります。食物の消化や不要物の排泄を促します。
体の基本的な機能を維持する役割を持つ自律神経は、とても大切な役割を担っています。
病気が原因の場合は、まずはその治療を行うことも必要になりますが、生活習慣や気候などの外環境、精神的ストレス、病気によるものなど、たくさんの原因が存在しています。
自律神経は全身に分布していて、そのバランスが乱れると全身に様々な症状が現れます。
疲れやすい、冷え、のぼせ、頭痛、頭が重い、耳鳴り、動悸、便秘、下痢、発汗、頻尿、残尿感、肩こり、生理不順、めまい、ふらつき、身体がだるいなどの身体的な症状。
そのほか、不眠、イライラ、集中力や記憶力の低下、不安、感情の起伏が激しくなるなどの精神的な症状も。
一つの症状だけではなく、人によってはいくつもの症状を伴うこともあります。
この自分で意識してコントロールできない自律神経の乱れで起こる症状は、どの様にケアしたらいいのでしょうか?
自律神経が乱れているな・・・と感じている方は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
マッサージを行う以外にも、生活習慣の見直しや、食生活の改善によって、自律神経を整えることができます。マッサージと並行して行えば、相乗効果も見込めます。できそうなことから始めてみましょう。
自律神経の乱れは誰にでも起こって不思議のない症状です。疲れが溜まってくると、知らぬ間に症状に悩まされることもあるので、こまめに自律神経を整えるマッサージをしましょう。
また、継続的な身体のケアは、自分自身の身体の状態を客観的に把握し、時系列に見ることができます。
自分の身体を知ることで、今日はどこがこっているか、疲労度はどれくらいかなど、日々の変化を感じることができます。
体の限界を迎える前に、予防をすることがどんな時も大切になってきます。
1日の終わりにゆったりとした時間を作り、セルフマッサージをしながらご自身の心と身体と会話をしてみてはいかがでしょうか?
生活習慣の改善や、セルフマッサージは、現在出ている不快な症状を即座に治してくれるわけではありません。
今、困っている不快な症状に対するアプローチは、専門家である我々がしっかりと鑑別して、最適なやり方でケアさせて頂くことが、症状を改善する近道です。
経絡リンパマッサージは、自律神経の乱れを調整し、不快な症状から解放されるお手伝いをさせて頂きます。
初診の方はこちらから24時間予約が可能です。
(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。