リンパマッサージ後に下痢っぽくなるのは何故?
冷え性改善に効くマッサージ&ツボ押しのやり方
夏でも手足が冷たくありませんか?
暑い夏でも、冷え性の方は、寒がります。暑い夏がもうすぐやってきますが、暑い夏場でも、冷え性に悩む人が意外と多いですよね。
いまや季節を問わずに、冷え性に悩む方が多くなりました。
このコラムでは、冷え性について詳しくまとめて、冷え性を改善するマッサージのやり方や、ツボ押しをご紹介します。
冷え性の原因は何?
冷え性の原因は様々あります。自覚症状として、以下のような症状はありませんか?
- 寒い場所にいるわけではないのに手足が冷たい
- 暖かい場所にいたり厚着をしたりしても冷える(暖まらない)
- 布団に入っても手足が冷えていて眠れない
- 便秘や下痢の傾向がある
- 痩せにくい
上記の冷え性チェック項目に、印がつけばつくほど、冷え性のレベルは強いと言えます。
慢性的な冷え性の方は、手足の冷えという末端の症状だけでなく、冷え以外の全身の症状が現れています。
冷え性でお悩みの方の中には、実は、冷えそのものよりも、こうした冷えに誘発される様々な症状にもお困りの方が多いのです。
こうした冷え性の原因は、ほとんどの場合、血液循環の不全です。特に体の末端になればなるほど、毛細血管は細くなっていきます。手足が冷えやすいのはそのためです。
本来であれば、自律神経が命令を出して末端の血流量も調節するのですが、自律神経の乱れによって手足の血流が低下して、冷えてしまう方もいます。
しかしながら、貧血・低血圧・ホルモン異常など原因が明確な冷え以外は、医療の治療の対象となりにくく、漢方を処方されたり、対処療法的な処置をされたりすることが多いです。
冷え性の原因を、東洋医学で考えると、こうなります。
東洋医学では、約2000年前の時代から、冷えは治療の対象でした。そのことは、最も古いとされている中国医学書が「傷寒論」という名称であることからも分かります。
冷えは万病の元。この考え方は古代から変わらず、万病の元を予防することで「未病のうちに対策をしよう!」というのが東洋医学では理想の治療法なのです。
そんな東洋医学における冷えの原因は、主に「瘀血(おけつ)」にあるとされています。
「瘀」というのは「ドロドロとした」という意味で、つまり「瘀血」とは、「血液がドロドロとした状態」を指しています。
東洋医学においても西洋医学と同様に、冷えの原因は血流の低下にあると捉えられています。
冷え性で悩んでいる人は半健康症候群かも
慢性的な冷え性で悩んでいる人は、半健康症候群の可能性があります。
半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。
半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。
中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。
自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。
冷え性を改善するにはどうしたらいい?
東洋医学と西洋医学の両方からみても、冷え撃退には血流改善が重要であることがわかりましたね。
血流改善のセルフケアとしては、以下のようなものがあります。
- 適度な運動を定期的におこなう
散歩程度でよいので、毎日行いましょう。ポイントは、額にうっすら汗をかく程度です。 - 半身浴をする
運動と同様に、お風呂は、血行をよくするのに最適です。こちらも額にうっすら汗をかくぐらい、ゆっくりとお風呂に入りましょう。 - 生姜や、とうがらしなど、体を温める食材を食べる
生姜には、ショウガオール、とうがらしにはカブサイシンという血行をよくしてくれる成分がふくまれています。積極的に食べるようにしましょう。 - 暴飲暴食をしない
食事を取ると、消化が始まりますが、この時に胃や小腸などの臓器は忙しく働き始めます。暴飲暴食は、長い時間、臓器が働く必要があり、血液はそのエネルギーを運ぶ役目があるので、臓器に集中してきます。結果、手足の冷えはより助長してしまいますので、暴飲暴食はしないようにしましょう。 - 質の良い睡眠をとる
深い眠りが得られると、自律神経の切り替えがスムーズに行われるようになります。自律神経の乱れは、冷え性の原因になりますので、毎日質の良い睡眠が得られるように、準備しましょう。
冷え性改善に効果的な、マッサージ&ツボ押し
西洋医学のリンパマッサージに、東洋医学の経絡の概念を加えた、「経絡リンパマッサージ」は、マッサージとツボ押しを同時に行う方法です。
経絡とは、経穴(いわゆるツボ)同士を結ぶラインのこと。各経穴という駅に対して、駅を繋ぐ路線が経絡だとイメージするとわかりやすいでしょう。そして、その路線を通る車両が「気・血・水」と呼ばれる栄養物質であり、これらは全ての人体活動(元気)の源なのです。
西洋医学のリンパも東洋医学の経絡も、流れが滞れば体は重くなり、何らかの体調不良を実感します。
この両者の流れを改善することで、西洋医学と東洋医学の両面から体調を整えていくのが、経絡リンパマッサージなのです!気・血・水の中でも、血流改善のために重要なのが当然「血」です。
瘀血となってしまった「血」を、元のサラサラな「血」に戻すためにポイントの経穴をまずご紹介しましょう。
血の流れをよくするツボ「血海」
なんだか物騒にも見えるツボ名「血海(けっかい)」このツボは、名が実を表す通り「血の源」の経穴です。
場所は、太腿の内側、膝のお皿の縁から指三本分上に上がったところにあります。このツボを押す際の特徴であり注意するべき点は、「瘀血が重度であるほど痛みが生じやすい」という点です。
そのためツボを押す際には、膝頭を包むように太腿に手を置き親指で、呼吸に合わせてゆっくりと優しく押していきましょう。
効果を出したいからといって、「痛い」と感じてしまうほど強い刺激はNG。「痛気持ちいい」「気持ちいい」と感じられるのが、最善の強さです。
冷え性を改善するためのマッサージのやり方
マッサージで使う手技については、マッサージの基本手技をプロが徹底解説にまとめてありますので、最初にご参考になさってください。
- 足の甲と指のマッサージまずは、血行が悪くなりがちな末端部から流していきます。足の甲の骨と骨の間には、重要なツボもたくさんあります。足の甲を親指の腹で撫でさするように、丁寧にマッサージしていきます。
足の指は一本ずつ、根元から握ってマッサージしましょう。また、血圧が高めの方は足の指からマッサージするのがおすすめです。 - 手の指のマッサージ次に手の指もマッサージしていきます。二本の指でもう片側の手の指をつまむようにして、指先に向かって撫でさすっていきます。指先が冷えている方は念入りに行いましょう。
- 体幹部前面のマッサージ鎖骨の高さからお臍の下まで、手のひらを使って体幹の中央部を撫で下ろしていきます。中央のライン→少しずらして左右のライン2線と厚くさすっていくのもおすすめです。
- 鼠径部のマッサージいわゆる「ビキニライン」部のマッサージです。鼠径部とは、上半身と下半身の血流が合流するところのため、念入りなケアが必要です。ここが硬い場合、瘀血の証拠でもあります。外側から内側に向かって、鼠径部のラインを優しく撫でさすっていきましょう。
今回のコラムで紹介した内容は、渡辺佳子の著書「経絡リンパマッサージ からだリセットBOOK」から一部抜粋しております。より詳しい内容は、書籍をご覧ください。
また、ほんのわずかな力でも撫でさすって痛い場合や、本格的な経絡リンパマッサージを体験してみたいなどは、当院の専門カウンセラーにご相談ください。
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この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。
銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。
豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、
オーダーメイドの施術にて解決まで導きます。冷え性の改善、首こり、腰の痛み、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。
総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。
美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。身体が変わることで人生が変わったとおっしゃる、患者様を私たちはたくさん見てきました。
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(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事 銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。