足の冷えは、ツボとマッサージで改善しよう!

足の冷えを感じて、寒がっている女性
目次

足の冷え対策は、ツボ押しとマッサージで!

エアコンのせいで冷え性に悩む女性

足の冷えに悩まされるのは、冬の寒い季節だけでしょうか?

日に日に暑くなる昨今、屋内や電車内での冷房の風はとても冷たくなっています。

また、新型コロナ感染が治りつつある中、復帰されたオフィスの冷房が合わず、ブランケットや温かい飲み物を持参されている方も少なくありません。現代は、真夏であっても冷え対策が必要な時代なのです。

特に足の冷えは、足のつらさやむくみだけでなく、全身の体調にも影響を及ぼします。

今回は冷房で夏でも足の冷えを感じてしまう方向けに、効果的なツボとマッサージをご紹介します。

夏の足の冷え、その原因はなに?

夏なのに足先が冷たくて、寝る前に靴下をはく女性

夏の冷えの原因は、まず一つ目に冷房です。移動中の電車内、職場、商業施設、飲食店等々、ほとんどの室内には冷房が効いています。そんな室内に長時間いることで、体は表面だけでなく芯から冷えていくのです。

また、夏の食事は体を冷やすものが多いという特徴を持ちます。これは薬膳の考え方における「涼性」や「寒性」という体を冷やす食材が多いためで、代表例にはキュウリやスイカなどがあります。

さらに、蒸し暑い外から帰った後は、冷たい飲み物を摂取したくなるもの。ビールやアイスクリームなどもまた、摂取しすぎると体の芯を冷やしてしまいます。

私たちの体には、体温を維持する機能が備わっています。そのため、体の芯が冷えると、それ以上体温を逃すまいと、血管が収縮し血流が低下するのです。特に、体の末端である足先は血管が細く、心臓からも距離があるため、著しく血液の巡りが悪くなります。

そして血液の巡りが悪くなると、筋肉が強張り、さらに血流が悪くなるという悪循環。冷えが冷えを呼ぶという事態になってしまいます。冷え性でお悩みの方が、一時の冷えではなく慢性的に悩まされているのも、この悪循環が原因です。

今回は、足から冷えにアプローチすることで、冷えのサイクルをリセットするマッサージをご紹介していきます。

足の冷えに効果的なツボ2選

足の冷えに効く、ツボを紹介する模型写真

足の冷えに効果的なツボを2つご紹介します。

委中(いちゅう)

膝裏にあるツボ、委中

場所:膝の裏のちょうど真ん中、膝を曲げたときにできる横線の中央

膝の裏には、膝窩(しつか)リンパ節といって、リンパの流れにとって重要なポイントがあります。そんな膝窩リンパ節にも働きかけることで、足のだるさや冷えを改善できるのが委中のツボです。

衝門(しょうもん)

衝門のツボ

場所:太ももの付け根の中央、鼠径部の溝(ビキニライン)にあり、ドクドクと脈打つところ

鼠径部には、鼠径リンパ節といって、上半身と下半身のリンパを連絡する重要ポイントがあります。下半身全体にアプローチできるため、冷えやむくみ改善だけでなく、ほっそり美脚効果も期待できます。

以上の2つの大切なツボを位置を覚えたら、次はマッサージです。

足の冷え対策に効果的なマッサージ

足の冷えに効果的なリンパマッサージを行う女性

  1. ふくらはぎをさする(1分)ふくらはぎをさする床に座り、片膝を立てます。足首に手のひら全体を密着させ、ふくらはぎの裏側から膝の裏側まで、左右の手で交互にさすり上げます。

  2. ふくらはぎを揉む(1分)ふくらはぎをもむ手のひら全体でふくらはぎを掴み、左右の手を交互にずらしながら優しく揉んでいきます。このとき、手の位置を内側・中央・外側とずらしながら、3線ほど行うとさらに効果的。

  3. 委中のツボを押す委中のつぼ両手の親指を除く4本の指を委中に当て、指で膝を持ち上げるような気持ちで、ゆっくりと押していきます。3秒かけて押していきながら、押したところで3秒キープし、3秒かけて離していきます。

  4. 内ももをさする(1分)内ももをさする両手を、膝のすぐ内側に置きます。膝から鼠蹊部へ向かって、両手の手のひらで交互に内ももをさすっていきます。内ももはふくらはぎよりもデリケートで痛みを感じやすい場所なので、そっと心地よい強さでさすりましょう。

  5. 脚全体を叩く(1分)足全体を叩く手のひらを軽くくぼませて、ふくらはぎから内ももを全体的に叩きます。リズミカルに、まんべんなく叩いていくとGOOD。

  6. もう片足にも①~⑤を同様におこなう

  7. 衝門のツボを押す(1分)衝門のツボ両脚が終わったら、少し足を開いて立ちます。両手の親指以外の4本の指で、衝門のツボを押していきます。3秒かけて押していきながら、押したところで3秒キープし、3秒かけて離していきます。このとき、ゆっくりと呼吸しながら行いましょう。

これらのセルフケアは渡辺佳子総院長の著書カラダ美人になる経絡リンパマッサージ&ツボから一部抜粋いたしました。より詳しいセルフケアの方法は、著書をご参考になさってください。

足の冷えが気になる人は半健康症候群かも

足の冷えが慢性的にある方は、半健康症候群の可能性があります。

半健康症候群イラスト

半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。

半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。

中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。

自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。

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足の冷えは万病の元。ツボ押しとマッサージで改善しましょう。

足の冷えが改善して、喜んでいる女性

いかがでしたか?

夏の暑い中でも、冷えは万病のもとです。最も冷えやすい足からアプローチを行うことで、つらい足の冷えを改善していきましょう!

ご紹介したセルフケアで全く改善が見られない場合は、症状が重いか、別のアプローチ方法が必要な場合があります。お気軽に当院カウンセラーにご相談ください。

足の冷えでお悩みの方、ご相談ください。

この記事は私たち銀座ナチュラルタイムが執筆•監修しました。

銀座ナチュラルタイムは銀座で25年の歴史を持つ鍼灸リンパマッサージ治療院です。

足の冷え改善のリンパマッサージを受ける女性

豊富な臨床経験と国家資格を持つ先生があなたのお身体の悩みを根本からヒアリング、オーダーメイドの施術にて解決まで導きます。

足の冷え、慢性的なむくみ、首こり、疲れやすいなど、お身体の悩みだけでなく、日々のパフォーマンスを上げたいなど 様々なニーズにお応えします。

総院長の渡辺 佳子は書籍70冊、監修書籍1000冊を超える経絡リンパマッサージの第一人者。

美は健康の最上級 というコンセプトのもと、治療指針を設計します。リンパの腫れが、一過性のものなのか、病気が潜んでいるのか、ご自身だけの判断は難しいかもしれません。いつでもご相談ください。

初診の方はこちらから24時間予約が可能です。

あなたにお会いできることを心よりお待ち申し上げております。

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。