首のリンパマッサージのやり方|むくみ・自律神経・睡眠までやさしくケア【プロ監修】
「首こりに効くストレッチを知りたい」——この記事では、まず自分でできる首こりストレッチを3つ、正しいやり方で紹介します。
ただ、なかには「ストレッチをしても変わらない」「その場は楽でもすぐ戻る」という方もいます。
実はそれ、ストレッチだけでは届かないタイプの首こりかもしれません。
後半では、その原因とタイプの見分け方、そして銀座で30年首こりを診てきた専門家による対処法までお伝えします。
首こり全般を幅広く知りたい方は、首こりの解消法を完全ガイドもあわせてご覧ください。

そもそも、なぜ首こりにストレッチがすすめられるのでしょうか。
首こりは、長時間の同じ姿勢などで首まわりの筋肉が縮んで硬くなり、血流が滞った状態です。
硬くなった筋肉は、その中を通る血管を圧迫し、酸素や栄養が届きにくく、疲労物質もたまりやすくなります。この「重い」「だるい」「張る」という感覚が、首こりの正体です。
ストレッチで、縮んで硬くなった筋肉をゆっくり伸ばすと、次のような変化が期待できます。
つまりストレッチは、首こりの「筋肉が縮んで血流が悪い」という状態に、道具なしで直接はたらきかけられるセルフケアなのです。
一方で、ストレッチと相性が良いのは、表面の筋肉が一時的に張っているタイプの首こりです。
深い筋肉のこりや、姿勢・骨格のゆがみ、自律神経の乱れが原因になっている場合は、伸ばすだけでは届きにくいことがあります。
ストレッチをしても首こりが変わらない5つの理由もあわせてご覧ください。
首こりは、主に次の4つの筋肉のこりから起こります。やみくもに伸ばすより、こっている筋肉を知っておくと、自分に合ったケアを選びやすくなりますので、覚えて起きましょう。
首こりの原因をさらに詳しく知りたい方は首こりの解消法を完全ガイドで解説しています。

耳の後ろから鎖骨・胸骨に向かって斜めに走る、首の横の筋肉です。
スマホを見る前傾姿勢で引き伸ばされ続け、硬くなりやすい筋肉で、眼精疲労や自律神経の乱れとも関係します。
当院に首こりでいらっしゃる方の体感では、約9割が首の後ろだけでなく横(胸鎖乳突筋)のこりも併発しています(当院調べ)。
首の横(側面)だけが凝る方は、首の横が凝る原因と胸鎖乳突筋のほぐし方もあわせてご覧ください。

首から肩・背中に広がる大きな筋肉です。
デスクワークや家事などの前かがみ姿勢で過度に緊張し、首の後ろの重だるさや緊張型頭痛につながります。

肩甲挙筋は、首の横(頸椎)から肩甲骨の上部につながる筋肉で、肩を引き上げる働きがあります。
デスクワークの前かがみ姿勢や、かばんを片側で持つ習慣で緊張しやすく、首の付け根から肩にかけての張りやこりの原因になります。

後頭下筋群は、後頭部と首の上部の骨をつなぐ小さな深層筋です。頭を支え、目線を微調整します。
スマホ姿勢や眼精疲労で硬くなりやすく、首の付け根のこりや緊張型頭痛、目の奥の重さの原因になります。表面のストレッチでは届きにくい筋肉です。

ここからは、自宅でできる首こりストレッチを3つ紹介します。まずは下の注意点を必ず確認してから行ってください。
首は神経や血管が集まるデリケートな部位です。次の4点を必ず守ってください。

ポイント:当院で患者さんに必ずお伝えするのは、「伸ばす」より「ゆるめて戻す」意識です。あご先を喉に近づけるイメージで、伸ばした筋肉に意識を向けながら戻しましょう。

ポイント:当院でよくお伝えするのは、肩をすくめないことです。肩を下げたまま肩甲骨を寄せると、首の付け根の肩甲挙筋にしっかり効きます。慣れてきたら組んだ腕を少しずつ後方へ上げると、体の前側も伸びて猫背予防になります。

ポイント:当院で必ずお伝えするのは、胸鎖乳突筋はとてもデリケートなので「痛気持ちいい手前」で止めること。息を吐きながらゆっくり伸ばすと、よりゆるみやすくなります。眼精疲労でもこわばりやすい筋肉なので、左右ていねいに伸ばしましょう。
まずは2週間続けてみてください。ストレッチと合わせて、首こりに効くツボ5選を押すのもおすすめです。それでも変わらない場合は、次の原因が隠れているかもしれません。

ストレッチは多くの首こりに有効ですが、「やっても変わらない」「すぐ戻る」場合、次のような原因が隠れていることがあります。
これらは「伸ばす」だけでは根本に届きません。次のセルフチェックで、自分がどちらのタイプか確かめてみましょう。

「専門ケアが向いているタイプ」に3つ以上当てはまる方は、セルフケアの限界かもしれません。無理に続ける前に、原因からのアプローチをおすすめします。
※このチェックは、当院の初回問診で実際に使っている項目をもとにしています。

ストレッチで変わらないと感じたら、次の順で見直してみてください。
特に「深層の筋肉」「姿勢」「自律神経」が原因の場合は、自己流のケアより、原因を見極めてほぐす専門家の施術が近道です。

病院で検査をしても「異常なし」。それでも首こりやだるさ、頭の重さが続く——こうした状態を、東洋医学と西洋医学の中間にある「半健康症候群」と呼びます。
慢性的な首こりが続くと経絡(気・血・水の通り道)が滞り、「なんとなく不調」が全身に広がっていきます。
検査で異常が出ないこうした不調こそ、鍼灸やマッサージなど東洋医学的アプローチが得意とする領域です。
監修・渡辺佳子より
「30年診てきて感じるのは、首こりが取れない方ほど“首だけ”をケアしているということ。原因は呼吸や姿勢、自律神経など、体全体に問題があることが本当に多いのです。」

自分では届かない深層の筋肉(斜角筋・後頭下筋群)や胸鎖乳突筋は、状態を見極めながらていねいにほぐす必要があります。
銀座ナチュラルタイムでは、「なぜそこがこるのか」という原因に、東洋医学の概念である経絡と、西洋医学のリンパの視点からアプローチします。
なぜ経絡リンパマッサージが首こりに有効なのかは、経絡リンパマッサージが首こりに効く理由で解説しています。
先日も、40代・デスクワークの女性が「ストレッチを毎日1か月続けてたが、朝の首の重さが取れない」と来院されました。触診すると首の横だけではなく、後頭下筋に強いこりがあり、首もストレートネックでした。
経絡リンパマッサージで後頭下筋をしっかりとほぐし、姿勢指導を併用したところ、3回目あたりから、「朝の重さが軽い」と変化を実感されました。
このようにセルフケアではなかなか改善しない首こりは、表面ではなく後頭下筋群や胸鎖乳突筋といった奥の筋肉が硬くなっていたり、ストレートネックや巻き肩、自律神経の乱れが背景にあることがほとんどです。
姿勢や生活習慣まで含めて原因にアプローチすると、回を重ねるごとに変化を実感される方が多くいらっしゃいます。
「ストレッチをしても変わらなかった」という方こそ、原因からのケアで違いを感じて頂きやすいと思います。
初診の方はこちらから24時間予約が可能です。

Q1. 施術は痛くないですか?
A. 強く揉むのではなく、首のデリケートさに配慮したやさしい施術です。痛みが心配な方は、遠慮なくお申し付けください。
Q2. 初めてでも大丈夫ですか?
A. はい。初回はお悩みやお体の状態をうかがってから施術に入りますので、ご安心ください。
Q3.どのくらいの頻度で通えばいいですか?
A. こりの状態によりますが、まずは間隔を詰めて受けていただき、改善に合わせて間隔を空けていくのが一般的です。
Q4. ストレッチは続けた方がいいですか?
A. はい、セルフケアと施術は併用がおすすめです。施術でゆるめた状態を、ストレッチで保ちやすくなります。

首こりストレッチは、軽い首こりには効果的なセルフケアです。
一方で「やっても変わらない」「すぐ戻る」場合は、深層の筋肉・姿勢・自律神経など、ストレッチだけでは届かない原因が隠れていることがあります。
2〜3週間試しても変化がなければ、無理に続けず専門家にご相談ください。
首こり全般の原因・マッサージ・ツボについては、首こりの解消法を完全ガイドで詳しく解説しています。
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長 一般社団法人 経絡リンパマッサージ協会 代表理事 東京医療専門学校 教員養成科 オイルマッサージ臨床学の非常勤講師を長年務める。 経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。