スリムになる! リンパマッサージ―即効!ナチュラル・ダイエット

渡辺佳子 / PHP / 2003/10/1

スリムになる! リンパマッサージ―即効!ナチュラル・ダイエット

目次

  • 第1章 セルフカウンセリングで「いまの私」をチェック
  • 第2章 ストレスフリーな体を作る!体質改善マッサージ
  • 第3章 症状別!ツライ症状ピンポイントケア
  • 第4章 スリムとキレイの基本!ベーシックケア
  • 第5章 部位別引き締め!スリミングマッサージ

はじめに

キレイ&スリムへの近道は元気でピュアな体になること

「いまよりもっとキレイになりたい、スリムになりたい」というのは、すべての女性の願いです。ところが実際には、「ダイエットをしてもやせない」と悩む人が多いのも事実。私が専門とする東洋医学の見地からすると、その原因は人間の心身のバランスの乱れ。

さらに、全身をめぐる「気」「血」「津液」という3つの要素に変調があるために、「太りやすくやせにくい体」になってしまっていることにあります。本来人間は、体内に滞りのないピュアな、流れのよい状態であれば、自然とその人の骨格に合った、理想的な体型になります。

しかし多くの現代人は、日々さまざまなストレスにさらされているためピュアな状態とはほど遠く、老廃物や毒素を体のなかにためこんだ流れの悪い状態になってしまっているのです。

本書でご紹介する「経絡リンパマッサージ」は、そんな現代人の心身を癒し、流れのよい、免疫力が高く健康で、自然な体をつくるためのマッサージです。

プログラムは、セルフカウンセリングからスタートし、マイナスからゼロへの体質改善、やせやすい体のベースづくり、そして部分別スリミングへと、段階的に効率よくキレイ&スリムを実現するためのステップになっています。

この本が、みなさんの「新たな自分発見」のお役に立てれば、これほどうれしいことはありません。

この本の内容

スリムになりたいけれど、どうしてもやせない。痩せるための努力はしているし、ご飯も我慢して、頑張っているのに、体重が落ちないと、悩んでいる方はこの本をぜひ見てください!

スリムな体になるためには、まず今の体レベルの分析が必要です!不調のあるマイナス状態の体は最初にリセットが必要です。

「冷え」「こり」「むくみ」の3つの体質を東洋医学の視点からとらえて、体質別の改善リンパマッサージやビューティープログラムを展開していきます!

冷え改善プログラム セルフマッサージ

冷え改善プログラム セルフマッサージ2

むくみ改善プログラム セルフマッサージ

むくみ改善プログラム セルフマッサージ2

おわりに

毎日の経絡リンパマッサージで本来の美しさを取り戻そう

本書で紹介した経絡リンパマッサージは、単に健康になるため、スリムになるための手段ではありません。人間にとって、一番身近な、自分の体を自然に戻していく方法なのです。

人は自然なリズムで生きていれば、本来は心身ともに元気、かつキレイでいられるはずなのです。ところが、現代の生活は物質的に豊かで便利な半面、人間をナチュラルな状態からはどんどん引き離してしまいます。

多くの現代人は、気づかないうちに自分の自然な状態を忘れかけてしまっているのです。体のSOSも聞こえなくなってしまっているかもしれません。マッサージは、何の道具も必要とせず、自分の手でケアできる、原点に戻った「手当て」です。

だからこそ、1日のうちのほんのわずかな間だけでも、自分と向き合い、ほっとできる時間をもつこと。マッサージをすることで自分の体にふれ、体の声、さらに内なる自然の声を感じとる、自分を癒す時間をもってほしいと思うのです。

たとえば夜、ベッドに入る前のひとときなどに、その日1日がんばった体を手でさすり、いたわりながらマッサージをして、ゆったりと体の声に耳を傾ける。

ーーそんな癒しの時、自然に戻れるリラックスタイムをもつことは、もっとポジティブに、充実した毎日を送るためのエネルギーになるはずです。

それは何よりも、理想のスリムでキレイな体への近道なのです。みなさんが心身に不調のない、本来のピュアでナチュラルな美しさを取り戻し、輝いたステキな人生を送られることを、心から願っています。

最後に、本書の編集に携わってくださった多くのみなさまに、心より感謝いたします。

渡辺佳子より皆様へメッセージ

経絡リンパマッサージがもっと知りたい、より深く読んでみたいと思う方々のご要望にお応えして、この本には、東洋医学の概念をふんだんに盛り込みました。

イラストがとてもわかりやすく、経絡をより意識してマッサージを行いたい方におすすめです。取材殺到の本でした。また、この本で、PHP研究所の皆様との運命の出会いがありました。

PHP研究所様との、最初のお仕事となった記念すべきお気に入りの本です。