40代女性が、「体がだるい」と感じる、疲れやすさの理由とは?

体がだるく、ベットから起きられない女性
目次

体がだるい・・・と訴える、40代女性が急増中!

体がだるい症状に悩む中年女性

忙しい毎日が続くと、誰しも疲れるものですが、40代になると特に、

  • 「毎日体がだるくて、つらい。」
  • 「疲れが全然抜けなくなった。」
  • 「仕事に集中できなくなった。」

など、不調を訴える女性の方が増えてきます。

私たちのサロンに訪れる、40代の女性の方は、ほとんどの方が、「体がだるい」という症状、いわゆる倦怠感を訴えます。

40代は、女性に体が、大きな変化を感じ始める年代です。何もしなくても、寝たら元気になるのは、30代までと言っても過言ではありません。

40代の女性には、今感じている不快な症状を、できるだけ和らげるための積極的なケアが必要です。

このコラムでは、今すぐにできるセルフケアのリンパマッサージのやり方や、本当に必要なケアの仕方について、お話します。

体がだるいと感じる原因はなに?

体がだるくて起きられない女性

体がだるく感じる原因は、大きく分けると、生活習慣の乱れや精神的なもの、病気によるもの、加齢によるものなどに分類できます。

  • 生活習慣の乱れによるもの
    運動不足や偏った食事、睡眠不足、不規則な生活など、様々な生活習慣の乱れは体のリズムを崩しやすくし、必要な栄養が足らず、血行も悪くなってしまいがちです。そのため、新陳代謝の低下や体の巡りも悪く、こりやむくみなどもどんどん蓄積され、体が重だるくなってしまいます。
  • 精神・心理的なもの
    家庭や仕事によるストレスや、環境の変化によるストレス、人間関係のストレスなど日々の生活の中でストレス時、それがだるさの原因になることもあります。特にストレスから、自律神経のバランスを崩してしまうこともあります。
    自律神経のバランスが乱れると、全身のだるさが現れたり、不安や緊張感が高まったり、頭痛や首肩こり、めまい、胃腸の不調、手足のしびれなど様々な症状も現れてくることがあります。
  • 加齢によるもの(更年期症状)
    自律神経をコントロールしている脳の視床下部は、女性ホルモンの分泌もコントロールしています。女性ホルモンの低下により、関係する脳の視床下部が乱れて、自律神経のバランスも崩れてしまうことがあります。その自律神経の乱れが体のだるさを引き起こすことがあります。
  • 病気などによるもの
    睡眠障害、風邪、糖尿病、急性・慢性肝炎、貧血、うつ病、結核、更年期障害、心疾患、慢性疲労症候群、起立性調節障害など病気によって引き起こされるだるさもあります。体のだるさの原因が何らかの病気の場合には、病院で適切な治療を受けることも大切です。

上記のような原因が人によっては一つではなく、同時にいくつも関係していることもあります。
大切なのは、「だるさ」を感じた時は、あなたの身体は、休息を必要としているということです。

体がだるい症状を訴える人は、真面目で、几帳面。

体がだるすぎて、頭を抱える女性

「体がだるい時」それは、体が休みたいと訴えているサインでもあります。でも、その時の状況や性格的に、そのサインを無視して、ついつい無理をしてしまう場合もあると思います。

真面目で几帳面な人や、内向的で大人しく、嫌とはいえない人、いろいろと気がついて心配してしまう人、人に気を使ってしまう人など、性格的に無理をしがちな人が、よく症状を訴えてきます。

体からのサインに気がついていても、 ケアをすることを後回しにしてしまうことはありませんか?

周りのことを考えて、我慢してしまったり、人に頼るのが苦手で、抱え込んでしまう事はありませんか?

体や心が辛い時、なかなか自分だけでは対処ができない事も多いものです。そんな時は我慢や無理をせず、早めに専門家に相談してみましょう。

専門家による適切なアドバイスや治療を受けることで、辛い状態から抜け出す近道がみつかるかもしれません。

体がだるい。という症状の他にも、以下の症状がある方は、リンク先の記事を参考にしてください。

だるさが続く人は半健康症候群かも

身体の不快なだるさが続いている人は、半健康症候群の可能性があります。

半健康症候群イラスト

半健康症候群とは東洋医学の未病という概念と西洋医学の病気の概念の中間にある、病気ではないけれど辛い状態のことを指す状態です。

半健康症候群は自覚があまり出づらく本人も気づかずにいることが多い状態です。

中でも首コリはその代表例で首がかなり凝っている状態 = 半健康症症候群であると言えるほど、日々の体調や身体の不調に大きな影響を与えています。

自分で首コリを診断するのは非常に難しいため、LINEで簡単にできる、チェックテストをご用意しました。下記のバナーをクリックしてぜひご自身の首の状態を調べてみてください。

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体がだるい時は、まず生活習慣の見直しを!

体がだるい時は生活習慣の見直しを慢性的に生活習慣が乱れることで、生体リズムが崩れ不調を引き起こします。必要な治療を受けること以外にも、まずはご自分でもできる範囲から生活を見直してみることも必要です。

  1. 生活リズムを整える
    食事の時間や、眠る時間など、なるべく規則的にしてみましょう。朝同じ時間に起きて、朝日を浴びるのも、体内時計を整えるのに効果的です。昼間はなるべく運動などの活動を増やして活動して、夜は休息の時間として、なるべくゆったりと過ごすようにしましょう。
  2. 体を温める
    体の冷えにより血流が悪くなると、必要な栄養素が末端の組織まで行き渡らなくなり、不要物も溜まりやすくなってしまいます。
    冷えを感じたら、体を温めるのも効果的です。入浴中も湯船に使ってしっかり温まったり、冷えている部分を温めるのもおすすめです。血流の悪い人は、冬だけではなく、夏も湯船に浸かって、しっかりと温まることを習慣にしましょう。
  3. 食生活の見直し 栄養のバランスを整えよう
    食事内容を見直し、栄養のバランスよく、タンパク質、ビタミンやミネラルなどの栄養素を多く取るように心がけましょう。
    また体内の酸化をふせぐ抗酸化作用のある食べ物も積極的に取り入れましょう。貧血気味の人、疲れやすい人は鉄分や葉酸も摂取しましょう。
  4. 早寝早起き 睡眠をしっかりとる
    慢性的に寝不足ぎみな場合は、しっかりと睡眠をとること大切です。睡眠時間や睡眠の質もとても大切になってきます。眠る時の環境(心地よい寝具や自分にあった暗さ、室温)を整え、眠る3時間前までに食事をとる、軽めの運動や入浴も効果的です。寝る前のアルコールも控えましょう。

体のだるさが続くなら、まずは病院で精査を。

体のだるさが続く場合は、医療機関へ

体のだるさの原因に病気がある場合は、何をしてもだるさの解消には至りません。

体のだるさを症状とする病気は数多くありますし、だるさ以外の症状も併発している場合が多いので、長期間、体のだるさが続いている場合は、まずは医師の診察を受けてみましょう。

体がだるい、40代の女性に試して欲しいリンパマッサージ

毎日が忙しく、自分をケアする時間が取れない方も多いとは思いますが、ここで紹介するリンパマッサージを各ステップ1分間ずつ、しっかりと行ってみてください。

  1. 首の後ろ側をさする体のだるさを楽にする、首の後ろ側をさするリンパマッサージ首の側面から後ろ側を首から肩先まで、反対側の4本の指でさする。反対側も同様に。

  2. 足の裏をさする体のだるさを楽にする、足の裏をさするリンパマッサージ足の裏を指先からかかとへ向けて 両手の親指でさする。反対側も同様に。

  3. 背中をさする体のだるさを楽にする、背中をさするリンパマッサージ両手のひらを背中のできるだけ高い位置にあて、背中から腰まで同時にさすり下ろす。

  4. お腹をさする体のだるさを楽にする、お腹をさするリンパマッサージお腹全体を、胸の下から下腹に向かって手のひらで交互にさする。

  5. 疲労改善ツボ体のだるさの疲労改善のツボ、腎兪を押す。腎兪(じんゆ)
    取り方:おへそと同じ高さの背骨から指2本分外側にあります。
    押し方:ウエストを両手で包み、親指をツボにあてて、上半身を少し後ろにそらしながらゆっくりとプッシュ。
    効果:全身をすっきりさせ、疲労感を軽減させるほか、むくみ、腰痛、冷え、下痢などにも。老化予防やたるみにも効果的。

今回のコラムに掲載のリンパマッサージは、当院院長の渡辺佳子の著書「1分さするだけ!首リンパマッサージダイエット」から、一部抜粋してお届けしました。

体のだるさが続くなら、プロの施術を試してみて!

プロのリンパマッサージを受ける女性

生活習慣の見直しや、セルフケアをやってみても、思うような改善が見られない時は、本来持っている自然治癒力がかなり低下してしまっている可能性があります。

そんな時は、無理をせず、プロのケアを受けることをおすすめします。

とくに40代になると、何も体のケアをせず、食生活や生活リズムの乱れや運動不足、ストレスフルな毎日を長年過ごしてきたツケがたまり、体のだるさが続いてしまう方が増えてきます。

自覚がなくても、代謝も低下してきて、こりやむくみなどが蓄積し、不調な状態になる年代です。

重い病気が原因にない場合は、リンパマッサージや、鍼灸治療は、とてもおすすめのケア方法です。

特に自分では手の届きづらい、背中や肩、また首周りなどにこりやむくみが蓄積すると、より疲れが抜けづらくなり、自律神経も乱れやすく、精神的にもスッキリとしにくい状態になってしまいます。

そんな時は、早めに適切なプロのケアを受け、蓄積されたこりやむくみを改善するのがおすすめです。日常生活を改め、セルフケアと適切なプロケアを併用することで、体が元気を取り戻すスピードが格段にアップします。

また心がスッキリしなかった方も、体が元気になることで気持ちに余裕が生まれ、穏やかになることも多いです。東洋医学では「心身一如(しんしんいちにょ)」という「心と体はひとつである」という考え方があります。

心と体がつながっていることは、多くの方が認識されていると思います。実際に心の不調を感じている時は、体の疲労が影響している場合があります。その場合、体のケアを行うことは、心の回復にとても役立ちます。

自分だけで無理に頑張りすぎて、限界を超えて心身ともに悲鳴を上げてしまう前に、プロの手も借りてしっかりとケアをしましょう。当院では、体のだるさを訴える、40代の女性をたくさん施術させて頂いています。

まとめ

40代の体の不調は積極的にケアしましょウ!

40代の不調は人生の転機!?その先の人生を左右する大切な時

40代女性の、体がだるい症状は、積極的にケアしないと、なかなか回復しません。

ひどくなってくると、一時的に感覚が鈍くなり、よくなったと感じる場合もありますが、本当の意味で回復しているわけではありません。

そればかりか、もっと別の病気や心身の不調につながってくる場合もあります。まずは、今のだるさを改善することが大切です。

つらい症状は心身からSOSでもあります。この機会に、今までの生活や考え方を改める必要があると気付いた方は、ぜひ取り組んで見てください。

実際、私たちのサロンに訪れる方々の中にも、「心身に不調が現れたことが、より良い人生に変えていくきっかけになった。」という方も、たくさんいらっしゃいます。

今の不調をただの不調と捉えるだけではなく、この先の人生も元気に、より幸せに生きるための転機となるよう、体を労ってあげてください。体はその気持ちに応えてくれます。

初診の方はこちらから24時間予約が可能です。

体がだるい症状のある40代女性の方向けのリンパマッサージのご予約はこちら

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この記事を監修した人
渡辺 佳子 (わたなべ けいこ)

(社)経絡リンパマッサージ協会 代表理事
銀座ナチュラルタイムグループ 総院長
現在は東京医療専門学校教員養成科マッサージ臨床学の非常勤講師を務める。

経絡リンパマッサージの第一人者として、海外書籍を含め70冊以上、雑誌などの監修誌は1000誌を超える実績を持つ。TV、雑誌、企業の美容健康関連商品などで多くの監修を手がける。女性のための健康と美のセルフケアの普及、鍼灸マッサージ師の臨床教育などにも力を入れている。また、自らの臨床経験を生かし、健康や医療、予防医学の大切さをライフワークとして伝え続けている。さらに、身近な美容やダイエット、食事や生活を通じて、ベビーやママ、女性たちの幸せな毎日を応援している。